口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2016年6月5日)
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志賀高原の熊の湯温泉に佇む、昭和2年に開業した歴史ある湯宿。「熊の子のけがして足を洗えるが 開祖といひて伝はるいでゆ」と、与謝野晶子の句にもあるように、足に怪我をした子熊が傷を癒したという地元の逸話から、熊の湯と名付けられたのだとか。土曜日に、一泊二食付で利用して来ました。
この日は、最上階にあたる4階の10畳和室に宿泊。窓からは、川と旅館街を眺める景色です。浴衣に着替え、早速1階の大浴場へ。玄関からだと、左へ廊下を進んだ突き当たりにあります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤー完備。太い梁に支えられた、高い天井を持つ総檜造りの浴室に入ると、右側には5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、アロエ系です。10人サイズの檜造り内湯には、エメラルドグリーン色の含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉(源泉名:熊の湯温泉)が、かけ流しにされています。源泉57.6℃を、加水して42℃位で供給。加温なし、循環なしで、消毒もなし。PH7.5ながら、肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、硫黄臭がしてエグイ味。白い粉状の湯の花も、舞っています。続いて、外の露天風呂へ。8人サイズの岩風呂があり、湯温は40℃位のぬるめ。小さな滝を眺めつつ、まったりできました。
夕食は、1階のレストランで。スタンダードプランでしたが、お品書きは無く、あまり凝った料理はありません。鮪とイカの刺身、鮟肝豆腐、豚肉と茸の寄せ鍋等。また、天婦羅や野菜の炊合せは、熱いままで運ばれます。根曲がり筍の煮物が旨い。ビールは、生でも中瓶でも650円とお手頃で、地ビールは550円で更に安いです。郷土料理があるといいなぁと思いましたが、季節やプランによっても変わるでしょうから、料理にこだわる方はグレードアップをオススメします。
就寝前にも温泉に向かうと、運よく貸切状態。静寂と硫黄の香りに包まれ、至福の時を過ごせました。
翌朝、朝食は同じレストランでバイキング。品数は多めで、やっぱり野沢菜が旨いです。
周りの山には初霧氷が見られ、季節が移り変わる美しい高原の景色。チェックアウトの時間ギリギリまで、美しいグリーンの湯に身を任せ、心ゆくまで熊の湯を満喫できました。
主な成分: ナトリウムイオン137.0mg、マグネシウムイオン25.0mg、カルシウムイオン218.8mg、ストロンチウムイオン1.2mg、マンガンイオン0.8mg、フッ化物イオン0.3mg、塩化物イオン104.7mg、臭化物イオン0.4mg、硫化水素イオン50.7mg、チオ硫酸イオン30.4mg、硫酸イオン341.1mg、炭酸水素イオン519.5mg、メタケイ酸99.1mg、メタホウ酸7.7mg、遊離二酸化炭素30.7mg、遊離硫化水素19.1mg、成分総計1.594g42人が参考にしています
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男女別の内湯と露天風呂があります。
緑色に輝くお湯は他ではあまり見ることのできないお湯です。
女湯の露天風呂の眺望は高い塀に囲われていてあまり良くありませんが、
良質なお湯で湯温もちょうど良く、思わずうたた寝してしまうほど気持ち良かったです。34人が参考にしています
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長野県志賀高原にあるホテルです。
今回の旅での宿泊候補でしたが、温泉以外の評判が気になったので見送りました、日帰り利用させていただきました。12-15時のみ、一人1000円。日帰り客への対応が悪いとかそういうのは全く感じませんでした、むしろ丁重に応対頂いた。
湯に関してはうっとりする強硫黄な黄緑色、まさに長野県の国見温泉といった所か。加水はあるものの、掛け流し・消毒無し、体に臭いがプンプンこびりつきます。やや熱めで・露天エリアが狭いかなとは感じましたが(プールみたいなのは閉鎖されていました)利用者が少なかったので特段不愉快に思うことはありませんでした。31人が参考にしています
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皆さんから好評な通り温泉は最高だと思います。ですが洗い場とシャワーの数が圧倒的に足りません!風呂が混んだ時は身体を洗う事もままなりません。食事は夜はまあまあですが、特筆する事はありません。問題は朝食です、団体客が入るとバイキングになるのですが少数客の時のお膳との格差が酷すぎます!バイキング最低!パンなどバサバサで食べれたもんじゃありません!おかずも冷凍食品候で、ただお腹を満たしているだけの感じで旅行の楽しみ半減です。従業員さんの質にも、かなりムラがあり接客に向かない人が数名いる様です。全体的に見れば平均点以上の宿なので、もう少し頑張って欲しいです。最後に部屋にティッシュボックスくらい置きましょうよ。ポケットティッシュは余りにもセコ過ぎです!
36人が参考にしています
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私は、今回が5度目の訪問なのだが、湯の色が何時も同じというわけではない。初めての時は、深緑の濁り湯で、掌を20センチも沈めれば見えなくなった。2度目から4度目は、同じ深緑ながら透明感があって、湯船の底に沈めた脚も見えた。
今回は、熊の湯ホテルHPのトップに掲載された湯船の色と同じような鮮やかな黄緑で、濁りもあった。湯の色や匂いに惑わされそうだが、湯は案外あっさりしていると感じる。
ここは内湯がいい。床まで木造りの浴室は風情がある。湯は確かに少し熱いが、かぶり湯を何度もすれば入れないわけではない。志賀高原のオフシーズンでウイークデイならば、湯船を独り占めにもできる。1000円でこの湯を堪能できるのはありがたいと思う。
ここの湯は、よく国見温泉の湯(今年8月1日入浴)と比較されるが、硫化水素イオン型の温泉で、ここの深緑の濁り湯に優るものは無いと思える・・・。38人が参考にしています
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志賀高原スキー場にあるホテル群の一つで、数年前に訪れた時には未だお湯が張っていないということで入浴できませんでした。今回はタオル付き1000円で入浴できるということで、早速浴室へと向かいました。ホテルの建物自体はいたって普通ですが、浴室のみはすべて木製の重厚な造りです。脱衣所はとても広く、清掃も行き届いていました。浴室の扉と開けると、期待していた緑色のお湯が並々と掛け流されている大きな長方形の湯船が目に入りました。床もすべて木張りの贅沢な造り、湯温はやや熱めで、同様に緑色の温泉で有名な国見温泉と比較すると、こちらの方が色は少し濃く濁りが強いといった感じでしょうか。硫黄成分とアブラ臭が混ざった独特な芳香もあり、入浴感は実にすばらしいものでした。数人用の露天風呂もあり、目の前には小さな滝から池に水が流れる光景が広がっています。こちらは多少加水しているのか内湯よりも透明度が高く、温い分、長湯が可能でした。評判通り、泉質、施設共に正に極上のホテルでした。
34人が参考にしています
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熊の湯ホテルは熊の湯スキー場に隣接しているホテルだ。フロント付近はスキー全盛の頃の雰囲気を色濃く残していて昔を懐かしく思い出しますね。さてここの温泉は内湯一カ所とても露天風呂一カ所で勿論源泉かけ流しで飲泉も出来ます。またお湯は特徴のあるグリーンのお湯でとても癒されますね。源泉温度が比較的高くて内湯はかなり熱いので長湯は出来ません。そのかわり露天風呂は適度な温度に下げてます。温泉成分表によると露天風呂は加水してますね。内湯の建屋や浴槽は木造でとても趣があります。ただ注意してほしいのは脱衣場には篭しか無いので注意して下さいね。
33人が参考にしています
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初訪です。国見の湯に良く似た温泉です。綺麗なエメラルドグリーンの温泉は見た瞬間にたまらなく嬉しさがこみ上げてきます。好きなんです緑色の温泉が、内湯は結構熱い湯ですが露天は幾分湯温が低く長く入れますが皆露天に入るため込み合います。いい湯だった。
30人が参考にしています
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5/4に立寄りで入ろうとしたら、日帰りは5/5からと断られ、もう一度出直すか迷ったが、折角近くに来てるんだしということで出直した。滞在先の佐久より、4日は万座側から、5日は須坂側から入ったが、いずれのルートでも結構な距離を走った。
正直、五色温泉が思ったより緑色の湯だったので熊の湯はいいかとも思いかけたが、国見の緑と比べてみたかったので行ってみた。
結論として、入っておいて良かった。ここの湯の緑色は本当に美しかった。なぜこんな色が出せるのか、造山活動のなせるわざに驚きを禁じえなかった。
国見が少し蛍光がかった黄緑色であるのに対して、熊の湯はより緑色が濃く透明感を加えたような感じ。
その日は天気も良く、陽が射した露天の湯は見事というか、毒々しささえ覚える黄緑色を発していた。光が当たらない内湯は熊笹のような濃い目の緑色に見えた。
露天も良いが、実は内湯の方が素晴らしい。木で組まれた2×4mの浴槽は堂々たるもので、細かな湯花舞う芳しい硫黄泉をゆったり楽しめた。
国見は人がしばらく入らないと表面に膜が張るほど成分が濃いが、熊の湯の方はそこまでの濃さはないようだ。しかし、熊の湯も負けず劣らず強い湯力を持っていると感じた次第。35人が参考にしています
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色に魅せられて熊の湯ホテル
岩手県国見温泉の記憶が鮮明なうちにと思い訪れました。
アクセスは、難所なく問題なし。湯田中から国道292号志賀草津道路を進む。
無難に到着。
浴場は、木のぬくもり感ある内湯と若干あと付け感ある露天風呂から成る。
内湯が熱めでガラ空き、露天適温(若干温め)で人気集中。
湯の華舞うこってり硫黄泉。
それだけでも満足感が漂う中、さらなる楽しみお待ちかねの緑温泉。
国見の黄緑に対して、熊の湯の透明感を伴った深緑といったところです。
国見より硫黄の主張が前面にでている感じがしました。
個人的には、気合で熱めの内湯を堪能してほしいと思いました。
そこには、温泉の超神秘を感じると共に
まるで山の一部と化した浴槽・原生チックな深緑の世界が待ち構えている。
参りました。
冬の訪れと共にベストシーズン到来ですね。
(2010年11月6日)34人が参考にしています
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全国にも数少ない緑色の温泉。湯に浸かるだけで感激する。訪れた日、内湯はいささか熱すぎてとても長湯はできないほど。ところが、露天は適温で気分のいい湯浴みが楽しめた。ここを訪れる人たちはマナーのいい人ばかりで、気持ちがいい。温泉を愛するならこうであって欲しい。そう思いながら温泉を楽しんだ。
31人が参考にしています
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もう、泉質だけは最高です。
脱衣所の扉を開けた途端に気分が盛り上がること請け合いです。
ですが、外来・日帰りで入浴される分は全く問題ないと思いますが、宿泊までは…、というのが正直な感想です。
オフシーズンという事もあり、事情が分からなくもないですが、
経費節減でランニングコストを下げようとしている事がもろに食事に表れています。
バイキング様式の朝ごはんでおそらく一番一人あたりの値段が高い食品は「なっとういち」なんじゃないかな、というくらいの感想を持ちました。
また、自動販売機も在庫が薄く、冷たい水も容易に飲めない環境でわがままな客として見た場合は「×」という評価になろうかと思われます。
ただ、泉質の良い温泉は24時間入り放題なので、その点と相殺されているかとは思われます。25人が参考にしています
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関東方面からは万座温泉のさらに奥に位置する熊の湯温泉。岩手の国見温泉のように湯が綺麗な緑色をしていることで有名です。国見温泉は既に何度も浸かっていますが、こちらは初入湯です。
建物の外観は昭和チックなスキー宿といった趣のホテルですが、規模はそこそこ大きく見えました。内部は閉塞感もなく広々とした造りはさすがですが、なんとなく薄暗く感じたのは私だけでしょうか。フロントで受付を済まして(入浴料金1000円也)、早速浴室へゴー。お風呂は男女内湯&露天が各一の構成。お風呂はリハウスならぬリフローしたばかりなのか、まだ新しさの残る印象。浴室に入ると、なんとも品格の漂う上品な湯船がエメラルドグリーンの湯を満たしています。本当にいい雰囲気です。あふれ出し付近には薄っすらと白い析出物がコーティングされ、美しさに色を添えています。浴室も広々としていてせせこましさがなくグッドです。湯船は7-8人サイズの長方形。浴室も湯船も全て総木造りで落ちついた和の世界。湯口も切り株をくり抜いたような個性的なもので、透明の源泉が注がれています。飲泉も可能のようで柄杓がおいてありましたので、とりあえず一杯引っ掛けると苦くて美味しくはありませんが、体には良さそうです。
湯温は体感43度のやや熱めでしっかりとした浴感。肌の当たりも良好です。浴室全体に漂う玉子臭も堪りません。綺麗なエメラルドグリーンの湯は、兎に角透き通っています。丁度掃除をしたばかりなのかもしれませんが、国見温泉の石塚旅館や森山荘のように真っ白な湯泥の沈殿ありません。色は国見温泉よりもやや黄色が掛かっていますが、やはりこれだけの発色は全国でも珍しいのではないでしょうか。次に露天ですが、後から作ったもののようでコンクリしようの4人サイズが一本でした。湯温は体感40度の温めで、余り景観は良くないもの、庭園風の露天になっていました。じっくりと浸かりたい向きにはもってこいでしょう。ちなみに女性の露天風呂は樽風呂だったそうです(連れの談)。
総合的には大変満足の行く湯でした。特に内湯は素晴らしかったです。湯船もたった一つの素朴なものですが、美しさと気品のある浴室はなかなかのものです。ただ料金が1000円ということを考えると、他の方のクチコミでもあるように、湯上り後にゆっくりと休憩できる環境がほしいところ。現在の状況では一度お風呂に入ったら、あとはロビーで少し休憩して帰るだけになってしまいます。立ち寄りで気軽に入浴するには少々お値段がお高いような印象を持ちましたが、個人的には素晴らしい湯に浸かれたのでよしとするかといったところです。
帰りにロビーにあったパソコンで万座の下調べをして、こちらを後にしました。最近のホテルにはロビーにネットのできるパソコンがあって、何かと長方しますね。32人が参考にしています
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7月に宿泊しました。
同じフロアにお客さんが泊まっているとは思えないほど静かでした。
朝食を食べている場所にはまぁまぁのお客さんが居たので、やっぱり
部屋数が多いんでしょうね。
基本はスキーあっての宿なんでしょう。
ですから、行った7月はやはり時期はずれなんでしょうか。
美しすぎる湯です。
加水らしいのですが、加水しなかったら一体どんな色になっているの
か・・・透明なのかな。
内湯はかなり熱いのですが、露天はややぬるめで長く入っていられます。
ただ、クールダウンできる場所がほしい!
こんな素晴らしい湯にクールダウンしながらずっと浸かっている事が
できるならさらに最高と思いました。
トラブルがあった訳ではありませんが、自分も同じくフロントの
方の対応に少し冷たさを感じました。素晴らしい湯、大きなホテルに
甘んじることなく接客を向上してほしいと思います。
この熊の湯に来る前に楽養館へ寄ったんですが、
鉄分の多い温泉に浸かったあとだと、硫化水素系の温泉では科学変化が
起こるということで、じゃ試してみようかと。
すると温泉に入っているうちに身体に煤が付いていたように。
洗えばある程度は落ちましたが、肘の内側の皺の所や、爪の中、爪と
の境目などには残りました。翌日、松之山へ行ったんですが、すると
今度はその煤のような黒さがさっと消え。
いや、化学変化を身を持って体験しました。すごかったです。
えー、鉄泉の後に、硫化水素のお風呂には入らないほうがいいですよ。
ってそんなもんやらないですよね、普通。(^^;32人が参考にしています
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先日日帰りで利用しました。長野側から草津道路をグングン登り、道中見た事がないような野生のヤギ?を横目に進み到着。冬季は通行不可の草津道路にあって、隣接する温泉地をこの時期訪れない訳にはいきません。
少々寂れた建物外観、内部を見るにつけ、場所違いか?とさえも勘ぐりましたが、脱衣所から目に映る例の緑のお湯はさすがに感動。濁りはなく底まで澄んでおり初めて見るような湯質でした。内湯は壁、床、浴槽とも木をふんだんに使用した造りでお湯に対するポリシーも感知。洗練された空間でありました。やや熱めの内湯に対して露天は適温。川魚が泳ぐ池も手が届く距離で隣接されており、彼らが羨ましくさえも思いました。31人が参考にしています
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本当にきれいな緑色。水切れのいいさっぱりした浴後感もいい。お湯が豊富に流しこまれる、古風な浴場の雰囲気もすてきでした。ただ、よしずに天井まで囲まれた女性用桶露天風呂は、いかがなものでしょう。そのせいで、浴場自体の薄暗くなっています。あと、ホテルが満室だと、かなり混みそうです。なお、石鹸、シャンプーの類は、充実していました。
宿としては、一昔前の温泉旅館。センスが古い。細かい注文は多々ありますが、料金からすれば文句もいえないかな。部屋は広くて明るいし、のんびりした感じのサービスも悪くなかったです。しかし、山の中で海の食材を並べる料理だけは、何とかして欲しい。直営のゲレンデレストランのように奇天烈な試みをしなくてもいいですから、もう少し普通においしいものを出してくれるとうれしいです。23人が参考にしています
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自遊人と言う雑誌を見て来ました。掛け流しの緑色には驚かされました。内湯は木造で個人的には好きです。チョット熱かったですが露天に出ればすぐにさませます。インパクトのある温泉で良かったです。遠くまで来た甲斐がありました。
30人が参考にしています
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11月3日からの3連休に宿泊に行きましたが、満室に近く、大混雑でした。硫黄の風呂は一箇所だけで広いとは言えず、洗い場も一杯で、最初に入ったときは、湯船につかるだけで我慢しました。アメニティ類は充実しておらず、ティッシュペーパーくらいは備え付けがほしいと思いました。泉質は特徴があるのですから、もう少し細かい配慮がほしいですし、70室近い客室に比べて、あまりに浴室(露天含め)が狭いと思いました。くつろげるという感じではなく残念でした。フロントの対応は、事務的であまり良い印象は受けませんでした。特色のある源泉を使っているのだから、もう少しソフト・ハード両面で改善すればよいのになあ・・・というのが率直な感想です。クレジットカードで、ビールなどの追加料金が支払えないというのもおかしいと感じました。
24人が参考にしています
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硫黄泉には遊離硫化水素型の白濁の湯と硫化水素イオン型の緑透明の湯と二種類あるが、ここ熊の湯は後者であり、硫化水素イオンを53.9mgも含むため大変鮮やかで美しい緑色であるが、遊離硫化水素も19.3mg含むため白濁(30cm)もしている。この緑色+白濁の湯の色は大変美しく、私が入浴したなかでは最も美しい色の湯であった。カルシウム(168.4mg)分を多く含むため析出物が多く、浴槽はうっすらと白い析出物に覆われており、湯中は白い湯の花が多く舞っていた。硫化水素の含有量が多いため硫化水素臭はかなり強い。源泉温度が高いため温度調節のために少し加水はあるが掛け流しである。内湯はやや熱めで、露天は適温であった。露天には滝があるが、水しぶきがかかるほどの近距離にあり風情もなかなかであった。飲泉可であり、飲んでみるとカルシウム分が多い為かなり苦味が強かった。
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
Na 104.2 Cl 79.4
K 5.4 HS 53.9
Mg 20.6 SO4 170.8
Ca 168.4 HCO3 418.0
メタケイ酸 191.5
メタホウ酸 5.7
遊離二酸化炭素 39.8
遊離硫化水素 19.3
成分総計 1,279mg32人が参考にしています
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緑です。バスクリンを流しこんだんじゃないかと思えるほどの完璧な緑、濃い緑なんです。
「わあ」と、つい声あげちゃいました。
だって、これほどとは・・・もうちょっと淡い緑だと思ってましたもん。硫黄の香りは、それほどしません。恐る恐る入ってみると、湯の花がいっぱい身体のまわりにぱーっと散ります。あったかい、適温のお湯が、肌に「もっちり」とまとわりついてきます。この「もっちり」感はポイントです。実に不思議な感触、なんというか弾力を感じさせるお湯なんですヨ。
湯口の樋のところにコップがあるので飲泉してみると、うん、美味しい・・・。ただ、やっぱり口内でももっちり弾む感じです。さらさら流れるしなやかなお湯なんですが、感触だけがねばりけのある、ゲータレード風味? といったところでせうか。下手な表現で恐縮ですが。
クラッシックな、木製の内湯の建物の外には露天があって、これがまた良い。滝がしつらえてあって、露天につかっていると、肩に冷たいしぶきがかかります。湯舟の隔てのむこうの池では、魚がくるくる泳いでます。そして、岩むこうには、ホテルの景観が・・・。
志賀高原、パラダイスですねえ。
空気もうまいし、景色も最高ですし。
湯浴みのお客も、あれは、山男が多いのでせうか。ひとり、内湯の主みたいな長髪のごっついおっちゃんが、新しく入ってくる湯浴みを大きな目でぎろり、と睨むのがなんか印象的でした。32人が参考にしています
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少し前になりますが日帰りで利用しました。泊まったことはありませんので、宿としてどうなのなかわかりません。ここの湯は、多くの方がご指摘されていますように、お湯が緑色をしています。放流式なので常に新鮮な湯が注がれています。また、湯舟は木製なのですが、この湯舟の風情がたいへんいいです。日帰りで利用するにあたって、宿のフロントの方は大変親切に、丁寧に対応してくださった記憶があります。志賀高原でおいしい夕食にめぐり合ったことはあまりないのですが、今度は泊まりで利用したいと思います。
31人が参考にしています