とろろごはんのやさしさと、怪鳥化する私
カレーうどんをひと通り食べると、ごはんが出てくる。なるほど、最初からごはんを仕込んでおくことでこちらのおかわり罪悪感もゼロだ。
食ってみると、カレーの辛さに疲れてきた舌にとろろがやさしい。カレーライスよりもカレーうどんの方がやさしい味だけど、これはもう一段階やさしい別の食べ物だ。
ああ、うまい。味も変わってレンゲが進む。クワッ、クワッ、クワッ、とカレーをかっこむ私は今、怪鳥だ。
ケツァルコアトルス、史上最大の翼竜の名は、アステカの神ケツァルコアトルからきている。両翼を広げると12メートルにもなる巨大な体躯で、実際に空を飛べたのか謎に包まれている。どうなのだろう?飛べたのか?
そんなことは知らん。カレーうどんを食べ終えた私は今、怪鳥でもなんでもないからだ。うむ、うまかった。 |