アメリカの食べ物として有名なホットドッグ。ソーセージをパンに挟んで食べるだけのシンプルな食べ物だが、ホットドックを発明したお店がコニーアイランドにあるらしい。
アメリカの独立記念日に毎年コニーアイランドでホットドッグ早食い大会をやってるんだけど、そういう理由だとは知らなかった。
あんなシンプルな食べ物でもオリジナルならではの何か特典があるかもしれない。さっそく行って食べてみることにした。
(藤井季美)
■コニーアイランドとは
コニーアイランドといえば遊園地と海岸のあるマンハッタンから一番近い夏の観光地。日本で言えば湘南みたいなもんだ(たぶん)。でも聞くところによると、昔、大火事があって、それで一時は荒廃してしまったそうだ。そのせいかどこかしら熱海のようないかがわしいムードも混じってる感じがする。でも気のせいかも。
さて、電車にのってマンハッタンから1時間。夏まっさかりなので、人もわんさかいっぱい。混雑した駅を降りて右を向くともういきなり目的の「ネイサンズ」が見えた。めちゃくちゃ目立ってる。派手だなー。
どんなに遠くからでも一目で分かる。さすがアメリカ流。大胆で派手な色使いだ。この看板だけでお腹いっぱいになりそう。
■近づいてみる
ものすごい大勢の人が並んでる。うひゃー。さすが有名な発祥の店だけある。並んでる間 暇だから看板の文字を隅から隅まで読んでみた。看板によると、このお店は1916年からホットドッグを作ってるらしい。ホットドッグは90年近くも前からあったのね。ちょっと賢くなった。
■ホットドッグをゲット
並ぶこと20分。暑いので立ちっぱなしでイライラしたけど。おもったよりは早かった。 左:チリ・チーズソースドッグ 右:ホットドック ケチャップとマスタードはカウンターの横にあるポンプ式で自分でお好みでかけるんだけど、ポンプが詰まり気味でぼとぼと出てしまった。 なんかちょっと見た目が・・・。
チーズポテトフライ。これもとってもアメリカ的。おおざっぱで、てきと〜にチーズがかかってる。
■食べる
ケチャップをこぼさないように横から大口でかぶりつく。 うん。うまいです。わりとパンがしっかりしてるし、ソーセージーもジューシー。マスタードもいい味だし。 でも本当は他と比べてそんな美味しいかよくわかんないなぁ・・。美味しい気もするけど。 しかーし、こういう場合重要なのはホットドッグの美味しさより。ホットドッグ発祥の地で食べてるという事実だ。本当に美味しいかどうかはあまり問題ではないのだ。 ポイントは私はホットドッグ発祥のお店でホットドッグを食べたことのある数少ない日本人になったという事実だ。えへん。
みなさんも興味があったらおいでくださいな。