5勝2分けの年越しでした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
大みそかの夜は、西から来る前線の雨雲が、関東平野に入ってくるかどうかが、注目ポイントだった。
「夜は雨の可能性あり」としたが、けっきょく降らず。
ただ、神奈川では一部で降って、雨雲がもう少し北へ広がれば、東京都心でも降る可能性は十分にあった。 除夜の鐘に向かう人たちを濡らすわけにはいかない、という思いが強すぎたか。
まぁ、去年のことは置いといて、それより、元日の雪ですよ。 低気圧が来るパターンでもなく、風のちょっとしたぶつかりで雪雲が発生した、けっこう難易度の高い予報。
正月休みで、ほとんど反応がなかったので、ここで大々的に宣伝させていただきます。
元日の雪、当ててましたよー。
その勢いで、2日も「同じパターンだ」と思って、「一時、雪の可能性あり」としたら、空気が乾きすぎていたからか、まったく何も降らず。 調子に乗りすぎるなよ、というメッセージか。 天気の神様はよく見ている。
小さなハズレは、ガッツポーズの勢いでごまかしつつ、2015年スタート。
正月寒波、やっぱり来ました
正月三が日は、予想通り日本列島に寒波。
寒波が来やすい時期なので珍しくはないが、それでも寒気が強い時は、どこかで「おっ」という出来事が起こる。今回は、京都で61年ぶりに20センチを超える雪に。
と、他人事のように書いているが、いや、じつは自分も巻き込まれまして…。帰省した滋賀県もけっこうな雪で、一面、銀世界。
もちろん、雪で交通が乱れるのは見越して移動はしていたが、親戚は、車で30分の距離を、通行止めやら大渋滞やらで9時間半かかったらしい。
「雪、こんなに降るって言ってたっけ?」の何気ないひとことが、とがったツララのようになって、心をチクッと刺す。
2015年、身近な人も幸せにする天気予報を目指します。
また冬将軍 ただし、ナンバー2
この冬の特徴は、立て続けに寒波=冬将軍が来ていること。
超大物がいなくても、回数が多いために、雪がどんどん積もって、大雪になっているところもある。
正月寒波が去ったかと思ったら、また寒波。 今週の水曜(7日)~金曜頃にやってくる。
上空の寒気の様子。青が濃いほど低温。元日のほうが寒気は強い。
ただ、正月寒波に比べると、力はやや劣る。 今年2番目の実力ということで、ナンバー2の冬将軍。
どこかの国の序列みたいな言い方になってしまったが、ひとまず、水曜からは全国的に寒くなって、日本海側は各地で雪に。
ただし、正月の寒波ほど、広範囲で大雪にはならないはず。
この冬は、寒波が前倒しでたくさん来たので、冬の後半は寒波が息切れするかも。
結果は来週!
今週の格言
『寒波は立て続けに来ると、息切れすることがある』
「「北の風」と「北よりの風」など、「より」があるのとないのとでは、どのような違いがあるのでしょうか?」
天気予報で「北の風」と使う時は、真北など決まった方向から風が吹いてくる時です。
一方、「北よりの風」は、“北のほう”から吹いてくる時、つまり、北西の風や北東の風もふくまれ、風向にややバラつきがある時に使います。 幅をもたせて、少々アバウトに表現するときに、「○○よりの風」と使うわけですね。
じつは、「○○よりの風」って、けっこう不評なんです。 どっちから吹いてくる風か分からないと、よく言われるんですよ。
「北より、吹いてくる風」と受け取ってもらえると正解なんですが、「北よりに、吹いていく風」と受け取る人もいるみたいなんですね。
なので、自分の場合は、あまり「○○よりの風」は使わず、「○○からの風」と言います。
分かりにくい言葉を使っている天気予報を改革する! と言えばカッコいいんですが、「○○よりの風」の響きが古臭くて、好きじゃないっていうのが本音です。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「風が海の上を渡ると…」です。
解答はこちらから↓