特集 2014年10月7日

UFOを探しに行ったつくばがほぼ宇宙

UFOに連れさらわれる瞬間
UFOに連れさらわれる瞬間
茨城県つくば市、多くのUFO目撃情報が報告されている街だ。つくば市は学術研究都市であり、UFOに乗る宇宙人がもっとも興味を持つ場所であるため、目撃情報が多いのだろう。

あるいは逆かもしれない。宇宙人が興味を持った場所なので、学術研究都市にしたのかもしれない。どちらにしろUFOを研究するためには、外せない場所である。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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つくば市のUFO

UFOとは未確認飛行物体のことであり、宇宙人が地球にやってくる際に使う乗り物のこと。世界各地でUFOの目撃情報が伝えられているが、まだ明確な答えは出ていない。
その答えをお伝えするために「つくば市」にやってきました
その答えをお伝えするために「つくば市」にやってきました
日本でもUFOの目撃情報はあり、そのひとつに茨城県つくば市がある。つくば市は学術研究都市であり、宇宙人がもっとも興味を持つ街なのだろう。もはや、このつくば市ではUFOの一台や二台、路駐してあっても驚かない。なぜなら学術研究都市だからだ。
つくば市にはJAXAがある
つくば市にはJAXAがある
また、つくば市には「宇宙航空研究開発機構 JAXA」が存在する。やはり宇宙からやって来た場合、どこか分からない村に着陸するよりも、話が分かるJAXAと接触するだろう。

以上のことから分かるように、つくば市はUFOのためにある街なのである。「UFOの街つくば」なのだ。
パンの街つくばでもある
パンの街つくばでもある

UFOとの接触を試みる

我々はそんなUFOと接触するべく、つくば市へと向かった。空は曇り空であり、いかにもUFOが出現しそうな天気であった。同行している編集部の安藤氏はつくばにUFOがいることを確信している。それはなぜか、つくばがUFOの街だからだ。
ここが怪しいと語る安藤氏
ここが怪しいと語る安藤氏
怪しさしか感じられない
怪しさしか感じられない
ロケットの展示もある「つくばエキスポセンター」に、「JAXA・筑波宇宙センター」。UFOの気配しか感じない。

いや、すでにUFOの支配下にあり、そのような施設を作らざる得なかったのではないだろうか。
次の瞬間、我々の目にUFOが映った
次の瞬間、我々の目にUFOが映った
駅から怪しいと思われる「つくばエキスポセンター」に歩みを進めた。するとどうだろう、我々の目にUFOの上の部分が映った。

これをUFOと言わずなんと言えばいいのか。あのジョージ・アダムスキーが名付けたアダムスキー型のUFOではないか。やはり、つくばはUFOの支配下にある。
この街ではUFOをプラネタリウムと呼び、ポケモンを上映するカモフラージュを行っている
この街ではUFOをプラネタリウムと呼び、ポケモンを上映するカモフラージュを行っている

UFOは近い

アメリカのネバダにはエリア51と呼ばれる地区がある。UFOがあるのではないか、宇宙人がいるのではないか、などと言われる場所で一般人の立ち入りを禁止している。

UFOとの接触はまだ一般ピープルには許されたいないのだ。しかし、つくばでは、UFOをプラネタリウム、宇宙人をポケモンとすることで回避しているのだ。
ロケットもあった
ロケットもあった
UFOを隠すために「ぽい物」を置いているのではないだろうか。木を隠すなら森の中、そういうことだ。あえて違うもので隠すのではなく、「ぽい物」で隠す。

UFOの横に宇宙を感じさせるロケットを置くことで、宇宙関係の施設と思い込ませる実に考え抜かれた方法だ。どうやら「つくば」はUFOを組織的に隠しているようである。調査は難航を極めるだろう。
とりあえずロケットのボールペンは買った
とりあえずロケットのボールペンは買った
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エキスポセンター

我々は恐怖を感じながらもUFO(プラネタリウム)やロケットを置いているエキスポセンターへと足を踏み入れた。大人410円。世界最大級のプラネタリウムと宇宙や海洋開発の科学技術を学べるそうだ。
同行している安藤氏に払ってもらう
同行している安藤氏に払ってもらう
入ってすぐのところに何でも科学相談コーナーというものがあった。疑問を相談すれば答えを教えてくれるコーナーだ。

私はいきなり確信に迫った。「UFOはないですか?」。苦笑いする担当員。こいつは何を言っているんだ、という感じの苦笑いだった。

UFOのことがバレて焦っていたのだろう。やはり組織的にUFOの存在を隠しているようだ。
相談コーナー
相談コーナー
ただ彼らはボロを出した。上の写真を見てほしい。赤い物体が浮いているのが分かるだろうか。浮くはずがないのだ。これは何ですか? と聞けば、「風船です」と聞き慣れないことにしたい単語を係員は発した。もはやUFOの存在は決定的だ。
浮いている!
浮いている!
担当員に話を聞けば、「ドライヤー」というの風が出るマシンで、「風船」と呼ばれるものを浮かせているそうだ。聞き慣れた言葉ばかりでパニックだ。

やはり組織的に隠している。風船がドライヤーの風で浮くのは以前、聞いたことがあるけれど、そんなのは認めない。組織的に宇宙人の存在を隠しているのだ。
チョウザメもいた
チョウザメもいた

科学を堪能する

エキスポセンターの奥を見ていこうではないか。周到に宇宙人の存在を隠したところで、必ずミスが見つかるはずだ。現場100回、そのような格言がある。宇宙人は必ずミスを起こす生き物なのだ。
触ると光がくるプラズマボール
触ると光がくるプラズマボール
未知との遭遇
未知との遭遇
エキスポセンターを楽しんでいるように見えるかもしれない。そう、これがUFOパワーだ。宇宙の力で我々をトリコにして、どうかするつもりなのではないだろうか。かなり楽しい。
シャボン玉の中に入れるコーナー
シャボン玉の中に入れるコーナー
急に恥ずかしい!
急に恥ずかしい!
シャボン玉の中に入れるコーナーがあって「やりたい」とテンションが上がってしまった。ただやっていると子供がやって来て、急に恥ずかしくなってしまった。UFOの影響だろうか。
ミュージアムショップに宇宙人がたくさんいた
ミュージアムショップに宇宙人がたくさんいた

連れ去られる

存在を隠していても目立ちたい、という気持ちがあるのだろう。ミュージアムショップに行ったら、宇宙人の形やマークが入ったものがたくさん売られていた。これは宇宙人がいる証拠だろう。「僕はいいですー」と言いながらも、カメラに映りたい年頃、それが宇宙人なのだ。
UFOに連れさらわれる
UFOに連れさらわれる
そんなエキスポセンターを見ていると、その時がやって来た。ついにUFOに連れ去られそうになったのだ。やはりつくばにUFOは来ていたのだ。円形の物体から光が射し、私を連れ去ろうとしている。
そういう写真を撮ってUFOがいることにしたいのだ
そういう写真を撮ってUFOがいることにしたいのだ
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あるタクシー運転手の話

エキスポセンターを後にして「JAXA・筑波宇宙センター」に向かう。そのために乗ったタクシーの運転手さんにUFOについて聞く。「UFOを目撃した経験はないだろうか?」。運転手さんは「UFOですか」と遠い目をして語りはじめた。
何かに怯えている気配を感じないこともない気がしなくもないような気がする
何かに怯えている気配を感じないこともない気がしなくもないような気がする
酔ったお客さんを乗せて23時頃に走っていると空に光るものを見つけた。ゆっくりと移動する軌跡にも光る物があり、「ほうき星」のように見えた。

ただそれは近く、着陸を意識したヘリコプターのような距離で、お客さんとUFOだとなり、新聞社に電話をすることも考えたそうだ。
これはほうき
これはほうき
結局、電話をすることはやめたが、次の日に静岡の新聞にその光のことが載っていた。UFOとは書かれてはいないけれど、それが何かとは明言されていなかった。

圧力だろう。UFOからの圧力である。UFOは存在するのだ。明言されないことこそが、UFOの存在を証明している。
JAXAに来ました
JAXAに来ました

JAXAで感じるUFO

UFOの総本山と思われるJAXAに着いた。関係者以外立ち入り禁止の場所がある。やはりUFOのことを隠している証拠だろう。宇宙人の存在は公にはできないのだ。それが決まりなのだ。
JAXAの給水塔がUFOっぽくて怯える安藤氏
JAXAの給水塔がUFOっぽくて怯える安藤氏
見学用の場所もあり、そこには多くの人工衛星が展示してあった。しかし、いくら探してもUFOはない。

先にも書いたようにこれが何よりの証拠だ。目に見えるものが全てではない。そのことをぜひ覚えておいて欲しい。よってUFOは存在するのだ。
人工衛星がたくさんあった
人工衛星がたくさんあった
宇宙ステーションの展示もあった。なぜ宇宙ステーションを作るのか。それはUFOに乗ってやってくる宇宙人とよりスムーズにコンタクトを取るためだ。最近はカメラ付き携帯の普及により、地球ではUFOを撮られることが増えた。これを回避するための宇宙ステーションである。
これが宇宙ステーションです
これが宇宙ステーションです
一緒にUFOを探す安藤氏が宇宙ステーションに浮いていた。UFOパワーだ。一般にはジャンプをした瞬間にシャッターを押した写真だけれど、広義ではUFOパワーと言う。もはやUFOの存在は決定的になったのではないだろうか。
ちなみに駅にある観光センターみたいなところで、UFOについて聞いたら知らないと苦笑いされた。組織的に隠している
ちなみに駅にある観光センターみたいなところで、UFOについて聞いたら知らないと苦笑いされた。組織的に隠している

正直な子供たち

大人たちは必死にUFOの存在を隠そうとしている。しかし、子供はまだその重大さに気がついていないようで、UFOの存在をバラしてしまう。JAXAに飾られた絵画からそれを知ることができる。
子供が描いた絵が飾られている
子供が描いた絵が飾られている
そこにUFO
そこにUFO
もう決定的である。UFOはあるのだ。さらに、つくば市は「パンの街」らしい。それはパン屋が多いからだそうだが、それも実は違う。これもUFOを隠すためなのだ。調べれば調べるほどUFOの恐怖を感じる。
UFOだ!
UFOだ!
パンです
パンです
そう、パンはUFOと見間違えるのだ。つくば市のUFOとパン。これは偶然だろうか。いや、全ては必然。UFOは存在するのだ。間違いなくつくば市にはUFOがいる。目撃こそできなかったが、証拠は全て揃っている。
撮影に使ったUFO(この街ではパンと呼ぶ)は美味しく食べました
撮影に使ったUFO(この街ではパンと呼ぶ)は美味しく食べました

UFOはあります!

この度、宇宙人の乗り物「UFO」を探した。目撃はできなかったが、UFOの存在を感じずにはいられなかった。見張られていた気すらする。それは宇宙人が我々を警戒した結果だ。自宅に戻った今も見張られていいる気がする。そう、UFOはいるの、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、だ。いる、、、のだ。U、、、F、、、、O
見える、僕にはUFOが見えるよ
見える、僕にはUFOが見えるよ
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