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フェティッシュの火曜日
 
梅ジュースで泡の入浴剤を作る
バブ、さくら色


「ゴハンにする? それともお風呂?」
という会話が一日の疲れを癒すリラックスタイムの始まりだ。型どおりのオママゴトみたいだが、一度は言ってみたい、言われてみたい。
だってゴハンもお風呂も好きだもの。お風呂では本だって読みますよ。
そのお風呂の友、入浴剤。
特別な日にはバブの泡に包まれてささやかなリッチ気分。

バブがリッチ気分なんてささやか過ぎるので、手作り入浴剤で発泡しまくってしまおう。材料は、梅ジュースとベーキングパウダーで。

佐倉 美穂



泡が出る入浴剤の原料

発泡する入浴剤が好きだ。
本当は溶かしきってから入浴するのがいいらしいが、泡を出しながら小さくなってゆくのを足の裏で感じたりするのがまた楽しい。大暴れしているのが次第にぼろぼろになり、無になってしまう様子に感じるセンチメンタリズム。

そういった弾ける入浴剤の主な素材は、炭酸水素ナトリウムとクエン酸らしい。

 

その効能

  • 炭酸水素ナトリウム
    炭酸ガスは血行をよくするため、冷え性、夜尿症、肩こり、筋肉痛、狭心症、血管・血圧・心臓疾患に効果があります。
ふむふむ
  • クエン酸
    古くなった角質を除去することで美白に近づけるなど、スキンケア効果を発揮するといわれています。

ほうほう!
ますます使いたくなったぞ入浴剤。特に今スキンケアに力を入れている。寄る年波がシミとなって私を悩ますのだ。

 

作り方

作り方を調べてみると、同量の炭酸水素ナトリウムとクエン酸(粉末)を少量のエタノールで固めるとできるらしい。

炭酸水素ナトリウムなんてベーキングパウダーに入ってるでしょ。
クエン酸は焼酎を割るのに使ってる梅ジュースに入っている。

……混ぜればできるんじゃないのか?

しかしクエン酸の精製法なんて知らない。
ベーキングパウダーから炭酸水素ナトリウムとコーンスターチを分けたりできるかってーの。

今回はおおざっぱに、ベーキングパウダーそのものと、梅ジュースを濃縮したものでやってしまえ!


オ、オレ達が入浴剤に……?

化学実験とは分量・手順をプロトコル通りにやればうまくいくのだ。
これがいかに無謀な試みかを例えると、「プリン作りたいけど砂糖がないから、裏庭のサトウキビを刻んで入れちゃおーっと」てな感じである。
「繊維? 健康にいいじゃない。舌触り? なにそれ。甘けりゃいいのよ」といったノリで、こんなアレンジをすると知ったら実験のノウハウを教えてくれた恩師が頭を抱えそうだ。

裏庭にサトウキビは無いけどな。


発掘したベーキングパウダーの賞味期限

では、作っていきましょう。


 

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