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ひらめきの月曜日
 
夏だ!走ってアイスを作ろう!
暑い・・・アイス食いたい。走るか。


夏ですね。暑いです。暑いと冷たい物が食べたくなる。例えばアイスとか。

しかし、丁度冷蔵庫にはアイスが無かった。有るのはロックアイスや牛乳や生クリーム。さて、どうしよう・・・

そうか!走ればいいんだ!

吉成



走るとアイスが出来るのです

理科の実験とかでアイスを作ったことはありませんか?熱を通しやすい小さい容器に材料を入れてそれを氷の入った大きな容器に入れる。そして氷に塩をかけてよく振る。過冷却を用いた実験です。

以前、生クリームが入った容器を背負って走りバターを作りました。振って攪拌するならば、この方法でアイス作りの実験もできるのではと思ったのです。

そんな訳で、梅雨明けして本格的に暑くなってきたある日。材料背負って公園で走ってみました。


聞こえるのはセミの鳴き声ばかり。

この日は日差しは弱いが30度を超える暑さ。公園には人があまりいません。暑くて外出を避ける人が多いのでしょう。陸上競技のトラックがあるのでそこを走ります。


トラックでのアイス作りは禁止されていないようです。


早速アイスを作っていきます 

まずはアイスの材料をセットします。使うものは生クリーム、牛乳、砂糖、卵、バニラオイル。大小のチャック付き袋と氷、塩。


小さい袋に砂糖を入れます。

牛乳を入れて砂糖を溶かします。


生クリームを投入。

卵投入。この辺りで後ろを通った人に凄い勢いで見られる。


量るものが何もないので分量は適当。一応、牛乳200mml、生クリーム100mml、砂糖大サジ3、卵1個ぐらいの量になっているはずです。


更にバニラオイルを数滴。バニラビーンズやバニラエッセンスでも構いません。

よく混ぜ合わせます。


これを大きい袋に氷と一緒に入れます。

最後に塩を投入。


材料がセットできたらタオルに包んでザックに入れます。これを背負ってスタート。走って熱くなった体は出来上がったアイスを食べることでクールダウンできるでしょう。


枯れ葉が多いですが季節は夏。気温30度以上。


実験の情報を調べてみると、振る時間は10分から20分ぐらいのようです。まずは軽く10分ほど走ってみて状態を確認してみます。


日光浴している人の横を暑苦しく走ります。


トラック上は日陰が無くかなりの暑さ。しっかり水分補給をしなから走ります。10分、距離にして2.5kmほど走った後のものをザックから出してみるとこの通り。


液体のまま?


特に変化がありません。失敗?塩が足りなかったのか?とりあえず新しく氷と塩を追加して更に10分ほど走行します。


普段これだけ暑い時間帯に走ることはあまり無い。アイスの為に走り続けます。

おや?固まってきた?


20分ほど走行した時点で変化が現れました。少しだけアイスのように固まっています。このままもう少し走ればアイスとして食べられそうな雰囲気。


暑い・・・


しかし、氷が結構溶けている。暑さのせいでしょうか?それとも背中に入れているので体温で溶けている?原因は分りませんが、とにかく水を捨てて新たな氷と塩を追加して走り始めます。


さらに5分ほど走行。

ちょっとバテてきました。


もう10分ほど走ろうと思いましたが、5分ほど走行した時点で休憩。暑さでバテてきました。とりあえずこの時点で中身を確認してみます。


おっ!大体アイスか?


確認したところアイス言えるレベルまで固まっていました。もう少し固めたいところですがこれでOKとします。早速食べてみましょう。


器と言ってもビール用のグラス。アイスでなくビールを入れて飲みたいですが、それは後で。


袋から直接食べてもいいですが、せっかくなので器に盛り付けます。用意したのは器と言ってもビール用のグラス。では盛り付けてみましょう。


走りアイス出来ました!


グラスの温度が高かったので少し溶けましたが、アイスとして十分食べられる状態のものが出来ました。

さて、味の方は?


おおっ!こりゃ旨い!


ひんやり甘く、バニラ味。とても美味しいです。熱くなった体がスーとクールダウン。走ればアイスが出来るのです!しかも美味しい。走って作るアイス、アリです!

この勢いで更に別のものもアイスにしてみましょう!


もっと走って色々凍らせてみます。>
 

 
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