過剰な気づかいをしてハズしました
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
前一週間では、日曜(24日)がハズれた。この日は、南海上にある前線の影響で曇り予報だった。
日曜だし、ノーマークの雨だと困る人がいるだろうなと、「雨雲がどこまで北上するか微妙」と、さりげなく雨の気遣いをしておいた。
むかえた当日。
雲は北へ上がってくるどころか、南に下がる一方で、まさかの青空。過剰な気づかいは、かえって人を困らせる。雨と考えていたかた、すみません。
それにしても、ここ1か月ほどは、よく雨雲に避けられる。
各地で少雨になっていて、こういう時に「雨の心配はありません」とか言うと、「降らないほうが心配だろう」と、農家などからお怒りをいただいたりする。
雨=悪とする言葉は、しばらくNGに。
天気予報とは、四方八方をNGワードにかこまれながら、突破口を見つける作業とあらためて思う、少雨の5月。
日曜は、雨で運動会が中止になると困る人が、きっと喜んでくれてたはず、と解釈。天気予報を長く続けるコツは、適度なプラス思考です。
沖縄・奄美が梅雨入りしました
先週は、火曜(19日)に奄美、水曜に沖縄が梅雨入り。
沖縄や奄美で梅雨入りというニュースが流れると、「えっ、もう!?」という反応をする人が必ずいる。あまりに多いので、そこまでが梅雨入りの風物詩と考えてもいいくらいだ。
むしろ、今年の梅雨入りは遅かった。
九州~本州の梅雨入りも、平年より遅れそうな気配。
季節の嫌いランキングは、おそらく1位の梅雨。遅れるなら大歓迎という声も聞こえてきそうだが、今年は早めに来てくれたほうが良いかも。
その理由は、今週に続く↓
今週は、どこまで気温が上がるかに注目
今年の5月は、とにかく気温が高い。 雨が少ないので、空気がなかなか冷めない。
東京は夏日(25℃以上)の日数が過去最多にせまっているが、今週も連日の25℃超え予想。5月の記録を更新しそうだ。 とくに水曜(27日)~金曜は全国的に気温が高くて、大阪・名古屋は32℃前後に。
梅雨前線が北上して、まとまった雨が降れば、5月らしい気温に戻るが、金曜頃までは梅雨前線が北上する気配はナシ。
梅雨前線が北上して雨が降らないと、なかなか暑さがおさまらない。
もし梅雨がなければ、5月、6月と気温がどんどん上がって、あっという間に真夏の気温。 そう考えると、梅雨もありがたい存在か。
ひとまず今週は暑くなる。
梅雨前線がいつ頃から本州にかかり続けるようになるかは、また来週!
今週の格言
『梅雨は暑さの冷却期間。梅雨がなければ、日本の真夏はもっと早く来る』
質問コーナー
「台風が関東地方辺りに接近する度に思うこと……。明後日の15時くらいにドンピシャだ~~なんて警戒していると9時くらいにはすでに通り過ぎていたりする事が良くある気がします。なんでこんな事に成るんでしょう?」
台風接近のタイミングが、ずれる原因の一つはカーブです。
台風がカーブを大回りするか、小回りするか、もたつくか、スムーズに抜けるかで、日本に接近するタイミングが変わってきます。
また、台風がカーブを回りはじめると、周辺の風向きや気象状況がコロコロ変わって、コンピューターがその後の進路をうまく予測できないことが、けっこうあるんですね。
あとは、台風が接近する頃には、台風の形が円形ではなくなって、中心より前に大雨や暴風が偏っていることがあります。 なので、台風の中心予想だけを見ていると、それより早く大雨や暴風が来てしまうってことはありますね。
それにしても、カーブによってタイミングがずらされるって、なんか野球みたいですね。
苦手なカーブを克服しないと、バットも台風予想も、うまく当たるようにはならないようです。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「台風の動きは“ゆっくり”となっています」です。
解答はこちらから↓
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