世界一美味しい食べ物
世界は広く、人生で食べることのないままの料理も多々存在する。そんな中で人は美味しい食べ物を見つけ、好きな食べ物と位置づけ日常を送る。その美味しいと思うものは人それぞれ異なると思うかもしれない。しかし、それは間違いである。
正解は「カキ」です
本当に美味しいものとは「カキ」である。そこに好みは存在しない。世界一美味しい食べ物は「カキ」と決まっているのだ。残念ながらそれを裏付ける資料はないが、喜ばしい事実である。だって美味しいんだもん。この不確かな世の中で唯一、確かなことだ。それを覚えていただきたい。
カキは美味しい!
カキと言っても食べ方は様々だ。生ガキ、カキフライ、焼きカキなど食べ方は無数に存在する。どれが一番美味しいかは人それぞれ好みがあるので断言できない。
人には好みがあるのだ。どれが一番美味しいかと決めつけることなどできるはずがない。いま矛盾を感じたかもしれないがそんなのは知らない。とにかくカキは世界一美味しいのだ。
立川のカキ小屋
カキの季節である。あちこちにカキ小屋と呼ばれるカキを焼いて食べられる施設がオープンしている。通常は海に面したところにあることが多いが、海のない東京・立川にもそれはある。カキの名産地「石巻(宮城県)」のカキを90分好きなだけ食べることができるのだ。
海のない立川に、
カキ小屋がある
立川の昭和記念公園に3月30日までの期間限定でカキ小屋がオープンしている。3000円で90分食べ放題。利用時間は、1部 (10:00-11:30)、2部 (12:00-13:30) 、3部 (14:00-15:30)である。かなり人気なので事前に予約する方が確実だろう(
予約はコチラ)。海のない立川にカキという神が舞い降りていると言える。
昭和記念公園内にあります!
カキ小屋はキチンと昭和記念公園内のバーベキュー広場に鎮座していた。「寒いのでは?」と思うかもしれないが、テントで横幕もあり、中ではカキを焼くための炭火もあるので寒さは微塵もない。
すべてはカキという神のおかげだ。「カキ、カキ、カキ…」と「神」を意識して言い続けて欲しい。カキが「カミ」になるはずだ。そう、カキとは神なのだ。この事実も覚えていただきたい。
カキ小屋です!
中はこんな感じ(同行していたライター西村さんがカキに手を合わせていた)
カキの幸せを感じる
受付を済ませてカキを受け取り、炭の上にカキを並べる。私のテキパキ具合は過去最大のものだった。仕事の締め切り当日ですらこんなにテキパキはしない。カキの力である。カキは滋養強壮があるがそれは食べる前から始まっているのだ。
かごに入ったカキを受け取り(食べ終わったらまた貰いに行く)
焼く
よくカキはあたるから嫌いという心ない人がいる。宝くじや抽選会で人は当たると喜ぶのになぜカキであたるのを嫌がるのだろう。カキ差別である。むろん私もカキであたるのは嫌だ。しかし大丈夫。焼きカキの場合は85℃以上で1分以上加熱すれば菌は死滅しあたることはないのだ。
温度計も貸してもらえるので当たる心配もなし!
またカキを焼く場合はまず平らな面から焼き、蓋をかぶせ3分ほど。その後裏返し4分ほど。これで完成である。醤油やポン酢(これらはテーブルに置いてある)、レモン汁(受付で購入可)をたらし食べる。すると人はどうなるのか、幸せになるのだ。
完成!(私の目がキラキラしている)
美味い!
カキだけでいい!
濃厚という言葉はカキのためにあるのではないだろうか。濃厚な味わいなのだ。心地よい磯の風も口の中に吹く。美味しいのお手本がカキである。テーブルにはあるが、味醤油やポン酢をかける必要はない。そのままで絶妙な塩加減。もはやカキだけを食べて生きて行きたくなる。
幸せの食べ物
ライター西村さんも幸せそう
周りのお客さんを見ても幸せそうな人が多かった。カップルや友達同士などがみな楽しそうにカキを焼いている。しかし、どこかカニを食べる時に通ずるものがあり、盛り上がりすぎてうるさいみたいなことはない。
一日でトンという量のカキがここで食べられているのだ。幸せな空間であることは確かで90分を過ぎても席を立たない人が多かった。みなカキが大好きなのだ。
汁も美味しい!
特に今年はカキ小屋を多く見かける。海のない場所にもカキ小屋が出現しているのだ。この立川もそうだし、荻窪にもある。海なし県である埼玉の「国営武蔵丘陵森林公園」にだってカキ小屋はあるのだ。カキのブームがやって来ているのではないだろうか。カキという神の存在に多くの人が気がついたのだ。
幸せへの鍵です!
カキを食べなさい
本屋に行くと自己啓発本の類いがいろいろと並んでいる。しかし私は言いたい。それよりもカキを並べなさい、と。そして、カキを食べなさい、と。記事中のカキを食べている写真を見てほしい。そういうことだ。そういうことなのだ。