最近、予報が絶好調なんです
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
先週は、木曜(23日)が当てきれず6勝1分け。木曜もおしかった。雨が降ることは降っていた。予報より降る時間が短かったので△に。
西から来る雨雲が、箱根・丹沢・秩父の山をもう少し多く乗り越えてくれれば、もうちょっと長く降ったのに。 気合いが足りない雨雲たちめ。
ただ、じゅうぶん胸を張れる成績。しかも、ここ3週間では、19勝2分けと驚異的。
予報がボロボロで、頭を下げまくっていた梅雨の頃がなつかしい。
夏、大好き!愛してる!
まっ、成績が悪くなり始めたら、すぐ嫌いになりますが。
3週間で19勝2分けの予報士がこちらです。アピールの笑顔。でも、アピールしすぎると、なんか選挙ポスターっぽいか。
台風12号 降格寸前で名を残す
台風12号は、いったん熱帯低気圧に落ちてから台風に復活して、日本に接近。サラリーマンでいうなら、いったん降格させられたあと、再昇格したような台風だった。
昇格と降格を繰り返すダメなサラリーマンっぽい台風なので、また熱帯低気圧に降格して、消えていくかと思っていたら、ねばってねばって長崎県に上陸。1年で数個しかない上陸台風として、名を残すことになった。
ただ、12号は上陸した直後に衰えて、すぐに熱帯低気圧に降格した。
じつは台風は、後日、本当に上陸だったのか再検証をする。過去には「上陸!」だったのに、後日、「やっぱり違ってました」ということも。
社史に名を残す事業をした!と思ったのに、「ごめん、あの事業ナシね」と言われたサラリーマンのようになるのか。台風12号の経歴はいかに。
雨が降らないと、じわじわ暑くなる一週間
今週は、月曜(27日)~火曜に、台風12号崩れの雨雲などで、各地で雨に。その雨で、ちょっとは空気が冷却される。
問題は、そのあと。台風や低気圧が来る気配がなく、まとまった雨がない。そうなると、熱が蓄積されていき、週の後半にかけてじわじわ気温が高くなる。
夏の太平洋高気圧にすき間がないと、晴れ続きで、じわじわ気温が上昇。
夕立のような狭い範囲の雨じゃ、焼け石に水で、あまり冷えず。
ポイントは、夏の太平洋高気圧が、ネズミにかじられたチーズのように、すき間があるかどうか。
すき間があれば、雨雲が広がって、雨のたびに暑さは少しマシに。 すき間がなければ、日に日に暑くなってしまう。
夏の太平洋高気圧にすき間があると、ときどきは雨が降って、暑さは少しマシに。
イヤな予感はしているが、心のなかで雨乞いしつつ…結果は来週!
今週の格言
『雨は猛暑をおさえる貴重な冷却材です』
詰め天気
前回(7/13)の出題は、「この日の“富士山頂”は、どんな天気だったでしょうか?」でした。
2004年8月28日9時
この日の昼の富士山頂は、晴れでした。
南の台風が、北の高気圧から冷たく湿った空気を引っ張り、その湿った空気で、富士山の下のほうは曇りや雨に。 また、南の前線の影響で、標高2000~3000mくらいの所も雲が広がりました。
登っていると、中腹くらいは曇ったり雨が降ったりしていましたが、雲の高さは3000mくらいまでで、頂上は雲の上に出ていたんですね。
その日の富士山頂はこんな感じでした。
台風が近づいていたので、登るのをやめようかと思いましたが、「いや、雲は途中までで、山の上のほうは晴れる」と読み切って登り、イメージ通りでした。
すみません、後半はただの自慢話です。
今回は、自慢したくて出題したのがバレますね。
「頭を雲の上に出しているので、晴れ。(かっきーさん)」
そのとおり!
「北東風による雨雲は背が低いので、富士山頂は雲海の上なのでは。(レトルトカレーさん)」
見事な読み!
「ずっと雨。山頂だから雲より上で晴れという落ちになりませんように…。(はいまっとさん)」
あぁ残念。そういう落ちだったんです。
「すっかり夏バテですが、この問いは答えないと気がすまないです。(弘樹さん)」
その勢いで夏バテ打倒を。夏バテ防止に詰め天気!
今週の定石はこちら。
今週の定石
『北東からの湿った空気の雲は、背が低い。高い山の上は晴れる』
(そうじゃない場合もあります)
今回、正解した皆さんはこちら。
cchanaboさん、かっきーさん、yoddarさん、吉吉さん、ミートパイさん、たいわんぼうずおやじさん、よたえもんさん、タケウマさん、レトルトカレーさん。
難問で正解率が低かったのに、すばらしい!おめでとうございました。
さて、今週の問題はこちら。
今週の問題
この日の“福岡”は、どんな天気だったでしょうか?
日中。気象庁天気図
(ヒント)
・台風と北の前線の位置に注目です。
・素直に考えるのが良さそうな問題です。
・最低気温は、25℃を軽く超えていました。
解答はこちらから↓
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