そこには、私が探していた理想的なショートケーキがあった。
普通のサイズよりも大きくて、シンプルで、ゴテゴテしていない。
まるで「ショートケーキにローソクを立てたいんなら、私しかいませんよ」とでも言いたげな余白がある。なんて頼もしい。
残りの1個を慌てて買って帰った。さっそく帰ってローソク立ての作業に入ろう。そして盛大に吹き消して願いごとをしよう。
恐怖を感じました
東急ハンズで買ってきたローソクを袋から出して、そのボリュームに驚いた。
…これは37本、果たして無事に乗りきるんだろうか。
不安を感じながらも、なるべく隙間を詰めて、1本1本、キチキチに並べていった。 |