目的地である麻豆という街に向かうため路線バスに乗車。とりあえず始発→終点なので、停留所を降り間違うことはなさそうだ。
それをあらためて「よかった…」と思えたのが、バスに乗るやいなや、バス内には延々ラジオが流れて停留所のアナウンスをしないこと。自分はどこで降りればいいのか…。大音量で「北国の春」のカラオケが流れてきても全くホッとしないよ!それが当たり前だからか、客は全員前に座る。自分の降りる場所が近づくのを見るために。
台南から麻豆まで、路線バスで1時間。ずんずんと街はローカルに。自分が乗ってるバスが正しい道に進んでるのか、いやきっとそうだけど大丈夫か?そんな漠とした不安と見知らぬ地に向かう楽しさが混然一体としてるのがひとり旅の醍醐味。
そしてどうやら正しいらしい、と分かるとちょっぴり安堵。目的地に近づくたびに麻豆の名産である「文旦(日本では「ザボン」の方が一般的?)」関連の看板が増えてきた。 |